社長の部屋CEO's ROOM

03.随想編

参禅記 その16

2015.09.01

久しぶりに参禅記を書く。坐禅には一番心地いい季節となった。虫の声を聴きながら暫し日常の自分を離れるのは坐禅の醍醐味かもしれない。ビジネスの修羅場に生きる私には「無」の居地などまだまだ程遠い。
 日頃、出張や疲労残で欠席も多い。朝四時半の坐禅に向かうのは少々辛いが誰に強制されるわけでもない。出向かないと何故か自分の不甲斐なさと対峙してしまう。予定日の前日などに寺から、中止の電話が入ったりすると何故か心のどこかで、残念以上にホッとしてしまうのは学校の頃のクラブ活動中止の日の心境と同じだ。成長しない自分を感じてしまう。
そうは言っても「忙中間有り」、行けばすがすがしい気持ちで帰れる。これもクラブ活動と同じだ。これから寒くなると背筋が凍るような坐禅と正座になっていく。先ずは今のゆく秋を楽しみたい。
人生には来年また秋を味わうことがない時がいずれやってくる。今年の秋、今年の坐禅を今年の虫たちの声を聴きながら味わいたい。この秋に鳴く虫たちは間違いなく来年またこの秋を迎え鳴くことも無い。それを知っていて力の限りに秋を生き切って鳴いているように聴こえないだろうか。
私には心のどこかに来年もまたきっとこの秋を味わうという心の緩みがある。今日鳴いている虫たちの刹那を生き切って鳴き切るような緊張感も充実感もない。漫然と流れる時の中で秋を見送ることになりそうだ。来年は何が起きた後でどの様に生きてるかの保証もないのに維持継続を信じてしまう。来年に今年と同じ健康でこの秋を迎え、今年以上の業績で会社を運営出来ている確率はそう高いものでもない筈だ。今年の秋を最後の秋と思って緊張と感謝をもって味わい生きる様な日々を過ごせないかと思う。来年どこかの病院のベッドに居ることもありえる。「生は奇なり、死は帰なり」、生きていること、存続していることこそ、「有り難い」ことなのだ。

                    合掌 感謝

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