社長の部屋CEO's ROOM

03.随想編

参禅記 その17

2016.02.22

久々の参禅記。未だ月数回程度の参禅は続いている。一年で最も厳しい季節となった。4時半に始まりしんしんと冷え込む中で壁に向かい自己に向き合う。壁に向かっていると忙しさにかまけて、普段は正に忘我の境地に居ることを思いださせる。普段は自分でない自分を生きているのを感じる。いや、現実の自分と理想の自分のギャップというだけかもしれないが、自分らしい生き方と胸張っては言えない自分が生きている。
 45分程度の坐禅を終え、本堂に移動し正座読経となる。勿論、暖房もない午前6時前の冬の本堂は時として背骨が凍るかと思うこともあり、足の指は紫色になるが、生きている充実感もある。死は苦しみも痛みさえ奪うのだから先ずは幸せを感じようと思うことにしている。
壁に向かって何をするのか、と問われると何もしないとしか言いようがない。何故坐禅に行くのかと問われれば、自分と向き合う僅かなひと時を得るためにということか。
私には毎日が単調な生活を感じる時、無性に生きている充実感を感じないことがあるし、逆に毎日走り回っているほど忙しい時にふと自分を見失って流されて生きているように感じることもある。
壁に向かって坐禅している時に無の心境を得ているかと問われれば殆ど雑念ばかりだともいえる。しかし、その雑念も普段、自分を忘れるほど走り回っている時の合間の雑念とは違い、もっと遠くから生き方や考え方を眺める様な時間を得ることが多い。
似たようなことを全く同じような境地を運動で感じることもある。同じ早朝時間帯に時速6.5kmで歩くことがある。ひたすら速足で歩く中で考えることは坐禅と同じ、速足スピードでひたすら歩く時にむしろ坐禅より無の境地になる。動に精神の静寂在り、坐禅の静中に精神の動揺在り、どちらでもいいが非日常の精神状態は心地いいものだ。

追記
昨日は熊本城マラソンが行われたことと思う。所用で東京に出かけ見物の機会も逸したが、ひたすら走りぬく中の気持ちの静寂さに禅に似たものを感じる。今回はエントリーに落選したが、次回はもうエントリーする体力気力をそこへ集中することできないかもしれない。

2016年2月22日

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