社長の部屋CEO's ROOM

03.随想編

新人の頃 その6 出張2

2015.08.09

 無事修理を終えて会社としても面目たったようで、翌日出社すると、当時の上司は大喜びだった。こいつは使えるということになり入社3カ月目の8月には全国を動き回っていた。終わって会社に電話すると次は○○県へ回ってくれ、が何度も続いたこともあった。夜遅く顧客の工場を出て家もまばらな地域を歩きながら「俺は一体ここでなにをしているんだろう。どこの会社所属だったろう。」という気にさえなった。
 人にとって自分の帰属意識はすごく大切なことだとその頃思った。誰のために働いている、どのようなチームの為に頑張っているのか自覚できないと孤独感が疲労に変わる。だから私は新人諸君の帰属意識醸成はすごく気になる。
 アメリカの海兵隊は米軍では陸海空軍に比べる小さな組織だが、チームの団結と一人一人が仲間を支え合い、どんなに窮地に陥っても裏切らないということを徹底的に教える。たとえ戦死しても必ず遺体を回収し敬意をもって丁重な葬儀で迎えるという掟がある。だから4軍の中で最も強い集団ともいえる。
 最近は本社と離れたところに入社した社員諸君や途中入社で会社の運営方針や歴史や「人を活かしきる」という経営理念への思いも語らず業務についてもらうこともある。そういったときにその人たちにどうやって多くの仲間が支えていることを自覚させるか、経営は人を活かし能力を育てたいと思っているか、それを伝えることは経営として大変重要なことのように感じ、気になることも多い。私が新人だった頃と同じ思いさせたくないと気持ちが焦ることもおおい。
 人は道具ではない、情が通じ合って個人の寄り合いがチームの力となり会社の力となる。孤独感に襲われないよう常に配慮が必要だ。新人の時に感じた教訓であるのだが、活かせていないジレンマがある。

株式会社プレシード
採用・求人情報

当社は1989年の創立以来、独立した自動機省力化機器の設計製作会社として、オートメーションの開発・設計・製作やOEM(相手先商標製品製造)を手がける技術者集団です。機械の設計、部品の製作、組立、配線、プログラムまで、すべてを一貫して行っている会社です。モノ作りに興味があって、機械組立やソフト設計がやりたい方お待ちしております!

機械装置開発・設計・製作のプレシード

モノづくりを通して感動を

プレシードは製造・生産の課題を技術と知恵で解決するプロフェッショナル集団です。

「多品種生産が可能な製造装置があれば、生産量を増やせるが・・」
「自動化することで生産性と品質の向上を実現したいが・・・」
「自動化することで、従業員の負担を軽くしたい・・・」 など

プレシードは、お客様が抱える課題を解決し続けてきました。

これからも培った技術と知恵でお客様の課題を解決し、ともに成長し続けてまいります。

SNSでも積極的に情報発信しています

お問い合わせContact

課題解決のご相談・お問い合わせお困りごとはプレシードにご相談下さい。
相談はお電話・ホームページで承っています。

TEL:
096-235-7727
FAX:
096-235-7725

Page top