社長の部屋CEO's ROOM

07.トップメッセージ

社歴を語る その9 アメリカへその1

2016.05.16

プレシード・AMERICA創設

 1999年は創業10年目ということで私の気持ちが次へのステップを模索していた。振り返れば社会人になるときから海外ビジネスに憧れてもいた。私の社会人への入り口が新聞の求人欄にあった「海外市場開拓課要員募集」だった。幼い頃より未知の世界への憧れが強い子供だった。仕事は地元の中で新鮮味もない環境でしたくないという思い強かった。

 1999年4月初めてアメリカの地を踏んだ。知り合いの会社の工場竣工式にカリフォルニアのサンジェゴに降り立った。初めてのアメリカは新鮮だったし、何もかもが違った。日本のビジネスの源流は殆どアメリカにあるのを思い知った。アメリカを知らなければ世界のビジネスの流れは予想できないという強烈な印象を抱いてオレゴン州ポートランドへ移動した。この地に熊本の地場企業M社の長男夫妻が住んでいるのを紹介して貰っての訪問だった。

 当時のポートランド周辺はインテルの主力工場があるのを中心にNEC、三菱、東芝、富士通、沖電気、エプソン、パナソニック、コマツ電子、東京エレクトロン等、多くの日系企業が集積していた(その後、あっという間にほとんどの日系半導体企業が撤退して行ったが…)。

 空港にMさんが出迎えてくれた。夜は自宅に招待してくれた。日本で一度あいさつしたことはあったが奥方は金髪のアメリカ人だが弁当はご飯に塩魚という日本語ペラペラであり、夜は自宅にも招待してくれた。さすがにアメリカの家庭は雰囲気は全く違ったが、靴を脱いで入るようにしているのが日本人として気持ちよかったのを憶えている。

 翌日からのガイドとして紹介してくれたのが現在XERESジャパンのN氏だった。人のいい自由人で豪華な家に住んでいて日本人の夫人Yさんとアメリカらしい豊かな生活を送っていた。アウトドアを楽しみ広いアメリカを舞台に活動する姿は、ただ羨ましく、当時はアメリカで生活する日本人の孤独は想像しなかった。大自然とハイテクと古いアメリカの存在するポートランドは私にとっては今でも第二の故郷という思い出の地だ。その後、私の生涯の中で熊本県と東京以外では最も滞在時間長く過ごした土地にもなる。

 すっかりアメリカに魅了されて帰国すると直ぐにアメリカに会社を創ると言い出した。当時、ポートランドから福岡直行便が就航中であり11時間でアメリカへ行くことが出来た。この便を当てにして6月にはポートランドに会社を設立した。場所はクリーン機器のN社の現地法人でポートランドエリアのヒルズボロ市にあった工場の事務所内に賃借して開設した。
 
 こうして無鉄砲にも、世界の標準と規格を支配するアメリカという異国からデファクトスタンダードの装置を世界に展開していくのを夢見てプレシード・AMERICAの活動が始まった。

株式会社プレシード
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機械装置開発・設計・製作のプレシード

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