クリーンブース

クリーンブースのクラス(清浄度)とは?目的・業種別に応じて選ぶポイント

2022.5.31

クリーンブース内の空気が、どれくらい綺麗なのかを表す規格である「クラス(清浄度)」

クリーンブースのクラスは使用目的や業種によって、求められるレベルが異なります。

したがってクリーンブースを導入する際は、適正なクラスレベルを備えた製品を設置する必要があるのです。

そこで今回は、使用目的や業種別のクラスレベルの目安を紹介します。

また、当社プレシードで取り扱っているおすすめ簡易クリーンブースも紹介しますので、クリーンブースの導入を検討している方は参考にしてみてください。

目次

クリーンブースのクラス(清浄度)とは?

クリーンブースのクラス(清浄度)とは?

クリーンブースのクラス(清浄度)とは、クリーンブース内の空気清浄度を表す規格です。

クラスの規格には「ISO規格」や「米国連邦規格」などがありますが、現在広く使われている規格は米国連邦規格です。

米国連邦規格は、1立方フィートの中に0.5μm以上の粒子(チリやホコリなど)がどれだけ存在するかで、レベル分けがされています。

クリーンブース内の粒子の数が少ないほどクラスのレベルが高く、クリーンな環境であるということです。

目的や業種別のクリーンブースのクラス(清浄度)目安

目的や業種別のクリーンブースのクラス(清浄度)目安

クリーンルームを導入するにあたって、求められるクラスレベルは使用目的や業種によって異なります。

実際に、どの程度のクラスレベルに対応しているクリーンブースを導入すればよいか、悩まれる方も多いのではないでしょうか。

そこで、ここでは目的別・業種別で求められるクラスレベルの目安を表にて解説します。

業種別のクラス(清浄度)目安表

業種別で求められるクラスレベルは次のとおりです。

業種求められるクラスレベルの目安
・医療施設(治療施設・手術室など)
・自動車部品工場
・印刷工場

1,000〜100,000クラス
・精密機器製造(電子部品、光学機械など)
・食品
・薬品関係
100〜100,000クラス
半導体工業1〜100クラス

※上記はあくまで目安の数値としてご参考にしてください。

目的別のクラス(清浄度)目安表

目的や作業内容別で求められるクラスレベルは次のとおりです。

目的・作業内容求められるクラスレベルの目安
・組立・製造・充填・合成・配合・研究・メンテナンス・医療100〜100,000クラス
・実験・開発1,000〜100,000クラス
・塗装・加工・樹脂成型
1,0000〜100,000クラス
・印刷・コーティング・クリーニング
100,000クラス

※上記はあくまで目安の数値としてご参考にしてください。

プレシードのおすすめ簡易クリーンブース【115パネルブース】

プレシードのおすすめ簡易クリーンブース【115パネルブース】

プレシードでおすすめしている簡易クリーンブース「115パネルブース」は、クラス1,000(参考値)まで対応しています。

対応クラスが1,000であれば、ほとんどの工場や医療施設での運用も可能です。

また、本製品は自作キットを組み立て設置を行うタイプですので、納期も早く安価での導入が可能なっております。

本製品は品質だけではなく、納期とコスト面も優れたクリーンブースを求めている方におすすめの製品です。

コストを抑えて短納期でクリーンブースを設置したい方はプレシードへ

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プレシードのクリーンブースは大手企業様をはじめ、数多くの企業様への導入実績を誇っています。

豊富なラインナップのクリーンブースを取り揃えていますので、幅広いニーズに合わせた最適なご提案が可能です。

クリーンブースの導入をご検討されているお客様は、お気軽に「お問い合わせフォーム」にて、お問い合わせいただけますと幸いです。