クリーンブース内の空気が、どれくらい綺麗なのかを表す規格である「クラス(清浄度)」
クリーンブースのクラスは使用目的や業種によって、求められるレベルが異なります。
したがってクリーンブースを導入する際は、適正なクラスレベルを備えた製品を設置する必要があるのです。
そこで今回は、使用目的や業種別のクラスレベルの目安を紹介します。
また、当社プレシードで取り扱っているおすすめ簡易クリーンブースも紹介しますので、クリーンブースの導入を検討している方は参考にしてみてください。
目次
クリーンブースのクラス(清浄度)とは?
クリーンブースのクラス(清浄度)とは、クリーンブース内の空気清浄度を表す規格です。
クラスの規格には「ISO規格」や「米国連邦規格」などがありますが、現在広く使われている規格は米国連邦規格です。
米国連邦規格は、1立方フィートの中に0.5μm以上の粒子(チリやホコリなど)がどれだけ存在するかで、レベル分けがされています。
クリーンブース内の粒子の数が少ないほどクラスのレベルが高く、クリーンな環境であるということです。
目的や業種別のクリーンブースのクラス(清浄度)目安
クリーンルームを導入するにあたって、求められるクラスレベルは使用目的や業種によって異なります。
実際に、どの程度のクラスレベルに対応しているクリーンブースを導入すればよいか、悩まれる方も多いのではないでしょうか。
そこで、ここでは目的別・業種別で求められるクラスレベルの目安を表にて解説します。
業種別のクラス(清浄度)目安表
業種別で求められるクラスレベルは次のとおりです。
業種 | 求められるクラスレベルの目安 |
・医療施設(治療施設・手術室など) ・自動車部品工場 ・印刷工場 | 1,000〜100,000クラス |
・精密機器製造(電子部品、光学機械など) ・食品 ・薬品関係 | 100〜100,000クラス |
半導体工業 | 1〜100クラス |
※上記はあくまで目安の数値としてご参考にしてください。
目的別のクラス(清浄度)目安表
目的や作業内容別で求められるクラスレベルは次のとおりです。
目的・作業内容 | 求められるクラスレベルの目安 |
・組立・製造・充填・合成・配合・研究・メンテナンス・医療 | 100〜100,000クラス |
・実験・開発 | 1,000〜100,000クラス |
・塗装・加工・樹脂成型 | 1,0000〜100,000クラス |
・印刷・コーティング・クリーニング | 100,000クラス |
※上記はあくまで目安の数値としてご参考にしてください。
プレシードのおすすめ簡易クリーンブース【115パネルブース】
プレシードでおすすめしている簡易クリーンブース「115パネルブース」は、クラス1,000(参考値)まで対応しています。
対応クラスが1,000であれば、ほとんどの工場や医療施設での運用も可能です。
また、本製品は自作キットを組み立て設置を行うタイプですので、納期も早く安価での導入が可能となっております。
本製品は品質だけではなく、納期とコスト面も優れたクリーンブースを求めている方におすすめの製品です。
コストを抑えて短納期でクリーンブースを設置したい方はプレシードへ
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豊富なラインナップのクリーンブースを取り揃えていますので、幅広いニーズに合わせた最適なご提案が可能です。
クリーンブースの導入をご検討されているお客様は、お気軽に「お問い合わせフォーム」にて、お問い合わせいただけますと幸いです。