新型コロナウィルスの影響や作業場のクリーン化への意識が高まっている現在、クリーンブースの需要も増加している傾向にあります。
しかし、一言でクリーンブースと言っても数多くの種類が販売されているため、自社に最適な製品が分からないという方も多いのではないでしょうか?
そこで本記事では、実際に当社プレシードでクリーンブースを導入した企業様の施工事例をご紹介します。製品タイプ別に業種についても解説しているので、自社に導入すべき最適なクリーンブースの判断材料としてご活用ください。
目次
【種類別】クリーンブースの施工事例7選紹介
製品の形状別にクリーンブースの施工事例をご紹介します。どのような用途で導入されているのかを把握して、自社にマッチする製品がどのようなものか検討してみてください。
パネル式クリーンブース(115パネルブース)
設置が簡単で丈夫な製品も多い「パネル式クリーンブース」。中でも、プレシードが提供している「115パネルブース」は、導入コストと設置期間を大幅に削減している点が特徴的です。
また、高いクラスが求められる半導体工場や電子部品工場への導入実績がある点から、機能的にもさまざま数値に対応可能です。なお、115パネルブースは次のような用途で導入されています。
- パーテーション
- 小型クリーンブース
- 大型クリーンブース
- 装置フェンス
- 退避ブース
オプションで循環ユニットやフィルタユニットを取り付けることでブース内の環境を用途に合わせてカスタマイズも可能です。幅広いニーズに対応できるため以下のような業種や目的で活用できます。
- 半導体メーカーにおけるハイレベルな塵埃対策
- 電子部品メーカーにおける生産性向上と品質管理
- 薬品・食品工場における虫や異物混入防止
- 各種製造工場における防塵対策
低コストかつ短期間で機能性の高いクリーンブースを導入したいという企業におすすめの製品です。
陰圧ブース
ブース内部の気圧を低く保つことで、ウイルスや有害物質の拡散を防ぐのが「陰圧ブース」の役割となります。導入事例としては、二次感染を防ぐため、病院の診察室や病室ベットなどに設置するケースが多いようです。
設置場所の規模や用途に合わせて小型や大型、屋外におけるPCR検査用の陰圧テントなども販売されているため、コロナ禍の現在、もっとも需要が高いクリーンブースといえるかもしれません。
一般的には、フィルターや循環設備の差で性能が決まるため、用途に合わせた適切な製品を選択しましょう。
陽圧ブース

ブース内の気圧を高く保つことで、ウイルスや塵埃の侵入を防ぐのが「陽圧ブース」の役割です。陽圧ブースは次のような用途で導入されています。
- 医療現場における非感染者の隔離
- 半導体工場や精密機器メーカーなど各種製造業における品質管理
- 食品・薬品工場における虫や異物混入防止
また有害物質が漏れ出した際の待避所としても活躍するため、緊急時の備えとして導入する事例もあります。
カーテン式クリーンブース
カーテン式クリーンブースは比較的、低コストかつ設置が容易なので導入しやすい製品です。
その分、クラスはあまり高くないのが欠点となります。カーテン式クリーンブースの導入事例としては次のようなケースが挙げられます。
- 製造工場における装置の囲い込み
- 紫外線カットカーテンによる食品や薬品工場の防虫対策
- 化学工場における防塵や静電気対策
- 農園倉庫における作業・商品保管
製品オプションによってクラス1000ものクリーン空間を実現することも可能なので、低コストを重視する場合にはおすすめの製品です。
プレハブ式クリーンブース
プレハブ式クリーンブースは拡張性や機能性が高いのが特徴的です。
設置場所を選びますが、オーダーメイドの製品も多いため自社に最適なクリーンブースを導入できます。プレハブ式クリーンブースの導入事例としては次のようなケースが挙げられます。
- 半導体メーカーのロボット用安全策
- 自動車部品メーカーにおける製品の品質向上・管理対策
- 電子部品・光学機器メーカーにおける微細な塵埃対策
性能的には申し分ないですが、オーダーメイドとなると設計や工事費用など設置コストが高額になるため、用途に応じて導入を検討してみてください。
1人用クリーンブース
電話ボックスのような形状の1人作業用クリーンブースも数多く販売実績があります。
おもな導入事例としては次のようなケースが挙げられます。
- 各種製品工場においてクリーン環境での組み立て作業が必要な場合
- 各種製品工場においてクリーン環境での梱包・検品作業が必要な場合
- 精密機器工場においてクリーン環境での部品の洗浄・清掃作業が必要な場合
また、作業場内のワーキングスペース確保を目的として導入されることもあります。
局所的なクリーン空間を求めている事業者の方には、最適な製品と言えます。
クリーンパーテーション
おもに、新型コロナウィルスへの感染予防対策として導入されている設備がクリーンパーテーションです。導入事例としては、医療現場の医務室や検査室などで患者や医療従事者の感染リスクを軽減させるために設置するケースが多いようです。
陰圧ブースと組み合わせて導入することで、より万全な感染予防対策として導入しているケースもあります。
クリーンブースの設置は幅広いニーズに対応可能な「PRECEED (プレシード)」へ
現在、数多くのメーカーから用途や設置環境に合わせてさまざまなクリーンブースが提供されています。最適な製品を選ぶポイントとしては、機能と特徴をしっかり理解することが重要です。
自社の設置環境や予算に合わせて、費用対効果の大きいクリーンブースを選択しましょう。なお、低コストと設置の自由度を両立させた「115パネルブース」の詳細が知りたいという方は、気軽にプレシードまでお問い合わせください。