SD-FAN

シーリングファンと業務用大型シーリングファン(HVLSファン)の違いをプロが解説

2023.8.28

近年注目を集めている次世代の気流発生装置「業務用大型シーリングファン(HVLSファン)」

シーリングファンとの違いが分からないため、どちらを導入すべきか判断できない方もいるのではないでしょうか?

本記事では、シーリングファンとHVLSファンの明確な違いをプロの視点から解説します。

費用対効果と汎用性に優れたおすすめ製品もご紹介しますので、参考にしてください。

シーリングファンと業務用大型シーリングファン(HVLSファン)の用途

一般的なシーリングファンと業務用大型シーリングファン(HVLSファン)について、それぞれの用途を解説します。

原則、どちらも室内の空気を循環する目的で使用されますが、詳細は異なるため、用途に合わせた製品選びが重要です。

それぞれ推奨される用途や使用環境について解説します。

住宅やオフィスの空気循環には「シーリングファン」

出典元:FAZOO FAN ファズーが作ったオリジナルシーリングファンライト IF0140L

シーリングファンはおもに、住宅やオフィスの天井に設置される扇風機のことです。

おもな効果としては、上空から風を送り込むことで、室内全体の空気を循環させ、室温のムラを解消します。室内に気流を発生させ、冷暖房の効果を底上げできるだけでなく、設定温度を下げられるため、省エネ効果にも期待できます。

また、シーリングファンはインテリアとしても人気があり、デザインに凝ったお洒落な製品も多いのが特徴です。

高級感のある木目調やスタイリッシュな印象の金属製など、幅広いデザイン・カラーの製品が販売されており、ハイセンスな空間を演出するのにも役立ちます。

さらに、さまざまな住宅や店舗に設置できるよう、厚みや直径などサイズのレパートリーも豊富です。日本住宅の天井高や構造に合わせた高さ15cm〜20cm程度の薄型モデルや、軽さを追求した製品も数多く開発・提供されています。

工場・倉庫、イベント会場など広範囲の空気循環は「HVLSファン」

出典元:SD-FAN(HVLS大型シーリングファン) | 株式会社プレシード

HVLSファンは、おもに以下のような広い空間で使用するために設計・開発された天井扇です。

  • 工場・倉庫
  • イベント会場
  • 体育館・スタジアム
  • 牛舎などの農業・畜産施設
  • 大型飲食店・商業施設 など

HVLSとは「High Volume・Low Speed」の略称であり、大きな羽根が低速回転することで、広範囲に心地よい風を届けます。

おもな効果は家庭用シーリングファンと同様ですが、広い空間への設置を想定しているため、高出力のモーターを搭載しているのが特徴です。搭載されているモーターの変化に伴い、最大風量や効果範囲など、空調設備としての性能も大幅に向上しています。

また、家庭用シーリングファンと比較して、羽根が大きい=本体の直径が大きく、重量も重い傾向があります。さらに、機能を重視している製品が多く、デザインの選択肢が少ない点も特徴です。

シーリングファンと業務用大型シーリングファン(HVLSファン)の違いを比較

シーリングファンと業務用大型シーリングファン(HVLSファン)のおもな違いとして、以下の3点が挙げられます。

  • 本体やブレードのサイズ
  • 性能・効果範囲
  • 製品の価格

それぞれの項目における相違点を解説します。

関連記事:業務用扇風機と業務用エアコン、HVLSファンの導入メリット・デメリットを比較

本体サイズ(直径)・重量

シーリングファンとHVLSファンのおもな本体サイズやブレード本数、重量は以下の通りです。

本体サイズ(直径)ブレード枚数重量
シーリングファン直径600〜1,200mm程度3〜6枚程度2〜10kg程度
HVLSファン直径2,000〜7,000mm程度3〜10枚程度40〜200kg程度

上記の表から2つの設備には、本体のサイズ(直径)に最大10倍近くの差があることが分かります。

なお、家庭用シーリングファンは一般住宅に取り付けられるよう、10kg以下で設計されている製品がほとんどです。一方、HVLSファンは100kgを超える製品もあり、重量差も大きいことが分かります。

ただし、業務用だから重量が軽視されているわけではなく、軽量設計の製品も数多く提供されています。天井の構造や材質によって、耐荷重量は決まっているため、軽量の製品の方が汎用性は高いといえるでしょう。

最大風量・消費電力

シーリングファンとHVLSファンのおもな最大風量・消費電力は以下の通りです。

最大風量消費電力
シーリングファン20〜160㎥/min程度0.015〜0.04W程度
HVLSファン10,000〜20,000m³/min程度0.84〜2.4kW程度

2つの設備の最大風量を比較してみると、最大1,000倍近くの風量差があることが分かります。

ただし、その分消費電力も大きく、1台で家庭用シーリングファン100台分以上の電力が必要なHVLSファンもあります。

原則として、最大風量が大きくなればなるほど消費電力も増えるため、空間の広さに適したスペックのシーリングファンの選定が必要です。

なお、HVLSファンのメーカー別スペックの詳細は、下記の記事をご覧ください。

関連記事:【徹底比較】HVLS大型シーリングファンの選び方

製品の価格

シーリングファンとHVLSファンのおもな本体価格・1ヶ月の電気代は以下の通りです。

本体価格1ヶ月の電気代※
シーリングファン1.5〜30万円程度65〜173円程度
HVLSファン150〜400万円程度3,629〜10,368円程度

※8時間/日×30日×18円/kWh×消費電力(kW)で算出

2つの設備には、約10倍以上の価格差があります。ただし、最大風量の差は最大1,000倍近いため、HVLSファンは価格以上のスペックを備えています。

また、1ヶ月の電気代で比較しても1,000倍の差はないため、複数台のシーリングファンを設置するよりも、HVLSファンを1台設置した方が費用対効果は高いといえます。

関連記事:HVLS大型シーリングファンの価格・費用相場

大空間の空気循環・熱中症対策は業務用大型シーリングファン(HVLSファン)におまかせ

自社工場や倉庫、体育館、イベント会場など、大空間をカバーできる気流発生装置をお探しなら、業務用大型シーリングファン(HVLSファン)の導入をご検討ください。

「プレシード」が提供する「SD-FAN」は、費用対効果と汎用性に優れているのが特徴です。

14,900m³/minもの大風量で広範囲に心地よい風を届けられるだけでなく、消費電力0.84kWの高い省エネ性能を実現。費用対効果の高いHVLSファンのなかでも、最高峰のコストパフォーマンスを誇ります。

また、素材として高強度アルミニウム合金を採用することで、他社製品と比較して約60%の重量軽減に成功。幅広い施設に設置可能な汎用性の高さを備えています。

さらに軽量化によって、取り付け工事の施工人員を減らせるため、導入コストの削減も可能です。

大空間の空気循環・熱中症対策はもちろん、シーリングファンからの乗り換えを考えている方も、「SD-FAN」の導入をご検討ください。

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