社長の部屋PRESIDENT ROOM

随想編

ワンマン経営回帰宣言

2011.08.20

 創業以来、自主、自発を重んじ自由闊達な企業を目指してきた。勿論、ワンマンと思われる部分も多くそれを感じる社員も多いであろうことは認めるが、一方で私個人の想いとしては経営者としての強引な欲求は抑えて来たつもりではある。 創業来23年を振り返れば、思いを通したところ我慢して妥協してきたところの蓄積が今のプレシードを形作っている。想いを通して旨く行かなかったことが多々あることも認めるが、妥協して諦めたり求めなかったりしたことにより成長や企業文化の形成を阻害した点も多いと感じるこの頃だ。
ここで敢えてワンマン回帰を考えている。もうそろそろ事業継承を考えて行かねばならない歳にもなってきた。早ければ3年、長くても10年以内に次期社長の時代を到来させたいと思っている。人選もさることながらどのような人と組織を次世代に引き渡すかは私の大きな責任である。だからその前に組織を私が思う通りにリメイクして操ってみようという気になった。
創業者だから出来る我儘を遣り通して後継者に引き渡したい。次期社長には創業者以上にワンマンであることは周りが許さないだろう。そうであれば創業者が思いっきり創業者ワンマンで運営した後の後継者は経営の自由度が高くなるとも想像する。
勿論、ワンマンが目的の組織運営をしたいのではない、あくまで社長判断でスピーディな経営を気兼ねなく行って、トップマネージメントとして最後の遣り残した挑戦課題に向かいたいと思うからだ。

ワンマンのそしりを受けてでも実行したいテーマは主に以下の三点である。
1.5Sの徹底
  製造現場ばかりではないが、製造業として「整理」、「整頓」、「清潔」、「清掃」、「躾」があまりに遅れている。使用した道具は放置されているし、机上には私物や飲食の残骸も散乱している。綺麗だった床も物が散乱し隅にはゴミの吹き溜まりが発生する。
  作業始めた時に戻して帰るという原則が事項されていれば防げる現象である。理想がない職場と成っていくのを危惧する。常に「あるべき姿」に近付く努力を継続できる会社へ育てねばならない。

2.決議、命令の実行と報告
  これは一般企業であれば企業の大小に限らず当たり前のことかもしれないが、我社では命令に対しての実行の放置や、予算や日程など決定された枠を無断逸脱することが多発している。また組織的な決裁がされていない事項が個人の一存で動くこともある。仕事は命令で動き、予算と命令は絶対であるという再教育を行わねばならない。

3.未来への投資
  この件はリスクの伴う判断だし、多くの内外見識者の意見を取り入れ考慮するのは当然であるが、この方向を示しトップがスタートを命じなければ進まない。多くの社員や役員にとって10年後より今年の業績に目が行くのは当然であるが、企業は10年後の責任を目指さねばならないと思っている。今年には負担になることのさじ加減は経営トップのワンマン的判断も必要と考える。

思えば「社長とは我儘なものだ」と言われるのを怖れていたのかもしれないし、能力と躾が身に就いた社員で満たされた会社をイメージしたのかもしれない。自己啓発に依る「自主」「自発」を醸し出そうと努めて来た。しかし、現実は凡人を非凡な能力を発揮する社員にするには、育てるところから始めなければならないのが一般企業だ。むしろスタートは平均以下であることも覚悟せねばならない。そこにはどうしても強制が必要だと痛感するこの頃だ。たとえ未熟者達にワンマンと言われようと断行せねばならない躾がある。子供であれば放置しない悪癖は自発を待たずに実行しようと思うに至った。
 今後益々、社員数も取引も拡大して決裁事項も増える中に、能力が衰退していくであろう社長の能力拡大を図るのは矛盾していて危機を感じるかもしれないが、社長の加齢による能力低下を組織補完することで能力拡大を図る仕組みを作ることこそ重要だと考える。
 具体的には情報企画室の社長補佐機能を高め、取締役やその下位への指示判断を間違わない為の情報収集と見える化を推進することだと思っている。勿論、ワンマン化は目的ではなく目標達成の為の組織運営手段にすぎない。経営者として遣り残しなく指揮を振るい、事業継承時にはプレシードに成長と安定をもたらすことに挑戦したい。次期経営者には先ずは守りから始めれば大丈夫という事業継承をしたい。勿論、常に挑戦し続ける企業体質は継承して貰うつもりだ。
2011年8月20日 
 

残念ながら2012年11月1日の満23年の創業記念日現在未だこの宣言は社内に発令していない。
2012年11月1日

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