社長の部屋PRESIDENT ROOM

随想編

会社の老化

2015.11.19

 会社は生き物ではないが法人というように人間の様な生き物であると思う事も多い。その一つが老化だ。単なる組織である会社の老化をどの様な時に感じるか。それは社長の老化とリンクしている時に感じることが多い。
30代で創業して間もない頃、地元の経営者の社長室に招かれることも多かったが、その時に良く感じたことだ。古い資料の山に古い事務服着た総務のおばさんに案内され、タバコのヤニで茶色くなった壁の社長室に通される。そこに髪が薄くなった白髪の社長が破れかかったソファの応接セットで緩慢な動作で出迎える…。その様なイメージの古い会社…我が社がそのようになってかないかと不安持ちながら生きて来た。そして今、周りを見回すと環境も鏡の自分もそうではないかと不安を感じる。
 サミュエル・ウルマンの「青春」に謳うように「人は歳と共に老いるのではない 理想を失うときに老いが来る…」とは言いながら、それを自身の言い訳にしてはならない。明らかに体のあちこちに現れている老化が行動の老化をもたらしている。若い頃のペースで無理をすれば疲労が抜けにくいし、ひょっとすれば判断力も鈍ってきているのかもしれない。
 トップは大きな明るい声と俊敏な動作で組織を引っ張らねばならないというのが私の持論だ。感度が落ちた社長と共に会社が老化してはならない。常に気力、知力、体力が伴う判断決断力が社長には求められる。技術や時代の早い動きを先駆けて素早く捉え、その対応策を先手打って生きて行こうと思いPRECEEDと名付けた。果たして今プレシードしていると言えるか自問することが多い。
 薄汚れた会社を古い資料の山と共に動作緩慢社長が次期社長に委譲すれば、時期のスタートの原点がそこになってはしまわないかと不安になる。20年以上朝から掃除をしてきたが、私にとってリーダーが行う掃除とはそれが最も必要な場所を探し、汗を流し行うものでなくてはならない。まして社長が中途半端な掃除を行ってはならない。次期社長はそれを、又はそれに代わる優れたものをもってスタートを継承してくれるだろうか…。ふとそんなことを考える日々が多いこのごろだ。

2015年11月19日

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