社長の部屋PRESIDENT ROOM

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厳しい状況下の運営「夢と覚悟」

2009.02.02

 当社も業界の例外である筈もなく、今、大変厳しい環境下にある。今回の不況は想像を遥かに超える危機的状況である。過去の経験を頼れば失敗する。我が社は仕事だけは未だ少し動いているが今後を保証する量には遥かに及ばない。また、今までのPJがコスト管理不足で大きな赤字物件が続き危篤の病人状態であることは伝えてきた。
 今からの運営には他社にも増して一層の厳しい覚悟が求められる。他社のような好況期の蓄えが在るわけでもないので縮小して冬眠できる状況でもない。厳しく管理せねばならないのは先ず垂れ流す無駄だ。消耗品から人間まで不要なコストになっている部分はないか。流用や少しの我慢で対応できるコストがないか見直してもらいたい。
在ったがいい程度のものは要らない物、なかったら利益や受注、売上低下になるものは削れない。もちろん流用で対応できるものもあるだろう。
 世間に倣うわけではないが、人減らしも考えねばならない。先ずは派遣会社に所属する人たち、次がアルバイトと進み、状況次第では社員給与削減、パート従業員解雇、正社員の一部解雇などへの段階をたどることになる。(そういう状況の中でも今後の組織に必要な人を失わない努力はせねばならない。)
勿論、「人切り」はやりたいことではないが、社長がしなければならないことになるのは覚悟している。しかし、その前に出来ることは遣りつくして進めていきたい。
今、出来ることはまだ在る筈だ。設計の変更、調達価格の見直し、組立の段取で工数削減、仕様の削り込み等などを先ず全員参加で通り組まねばならない。これを進めないで待っているのなら個人も会社も市場から見捨てられる。会社も努力が目えない社員を養う余裕はない。この難局を乗り切った会社はおそらく生産性の高い会社になると言われている。逆に今の多くの会社の体質では生き残れないということだ。
付加価値は自分で生み出しそれを分け合って社会は成り立っていることを真に理解してもらいたい。一か月毎に進歩を問われるくらいの環境になる。それに応えることが出来なければビジネスから去らなければならない(人も企業も)。
犠牲者も出したくないがそれ以上に会社を破滅させたくもない、だから現実が示す方向に早く手を打たねば傷は拡大する。現実が示す方向は真剣に考え見詰めれば誰にでも見えるはずだ。「ムリ、ムラ、ムダ」消滅方向と「チームワーク」進化の方向だ。その阻害要因は人もルールも排除する覚悟で経営に取り組みたい。かってサムスンが立ち直った時のように、全てを「変える」覚悟で取り組もう。
全ての責任はトップマネージメントである社長にある。その指示と要求で中間管理者や部門長が部下に厳しい要求する局面もでてこなければ存続できない筈だ。その責任は社長が負う。恨まれても断じて行わねばならないことが出てくると思う。プレシード内で生きていくのであれば覚悟して付いてきてもらいたい。
さて、このような中でも常に夢を語る余裕はもちたい。苦しさを救うのはいつか実現させる夢を持つことだ。
プレシードはこの数年の間、金を蓄えるのにはほど遠い状況にあった。多くの赤字工事の実績を作ってしまった。しかし、その状況の中で間違いなく未来へ繋がる実績を残した。予算管理能力こそ低かったが一億円を超える受注が日常的なことと言えるほど対応能力が拡大した。
太陽電池生産ラインでは業界の拡大期にいち早く実績を築いた。プレハブースなど自社開発商品の売り上げも拡大し、名実ともにメーカーと言える状況になりつつある。これは、すべて偶然ではない。それは強い思いを持って社員諸君がその方向へ進めたからだ。確かにその為に蓄財はできなかったかもしれないが、技術、管理、営業、市場対応などのノウハウが今プレシード内に蓄えられた。いまから、この数字に出ない財産を生かして逆境を生きていこうではないか、この時期に人材と技術を集め育て、自らも成長しようではないか。
人員整理などして我慢してやり過ごせる寒さではない。思いっきり動いて自分の力で暖かさを作り出そうではないか。そういった意味で今はチャンスである。チャンスはその中にある時そのほとんどは苦難に満ちていて、それを乗り越えた時初めてそれがチャンスだったと理解する。今は大ピンチだからこそ正にそのチャンスの時だ。この危機の中で夢を語ろうではないか。
私は20年前、熊本に殆どない開発型メーカーを創りたいと思ってプレシードを創業した。絶望の闇と嵐に飲まれることも度々あったが、今は方向だけは自信がある。嵐を抜けた時、必ず夢に近づいている筈だ。
逆境に耐えるのに疲れ果てたら自らに夢を語ればいい、たまには息抜きしてもいい。自らが義務と責任を果たす覚悟を持っている者なら戻るべき場所は知っているはずだ。下を向いて歩くな、肩を落とすな、きつい時に笑って生きる覚悟を持って生き抜こう。
                 
 2009年2月2日

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