社長の部屋PRESIDENT ROOM

経営論

2002年 掃除にかける思いー経営編

2002.08.09

 プレシードでは、一部の有志で毎日朝から掃除をやるのが日課となっている。新入社員には、朝から30分間掃除をするように指導もしている。水曜日には、定時終了後30分の社内清掃を呼びかけている。決して強制している訳ではないが、一部の社員には圧力と感じ参加しているものもいるかもしれない。あるいはそれに反発して参加しないことに小さなダンディズムを感じている者もいるかもしれない。入社以来、朝の掃除に一度も参加しないツワモノ(?)もいる。いろんな社員の思いを背景に社内清掃は続けられている。

 私は掃除をすることで多くのことを学び、未熟者なりに成長してきた。掃除を強制はしないが、参加を勧める理由を語ってみたい。

 掃除をする社員の中にもいろいろなパターンがある。毎日同じ場所で箒を動かすことを掃除と心得ている者から、汚れ方によって掃除道具を変える者、毎日違う場所を掃除する者、様々である。私の掃除は二つのパターンがある。ひとつは私の持ち場所である事務所トイレを磨くこと(掃除とは呼ばない、磨くと呼ぶ)と工場内で今日最も掃除を求めている場所(そう、私を呼ぶ場所)を探して掃除するのとがある。前者は以前の工場から継続している。以前の工場は、トイレが一箇所しかなかった上に簡易水洗で、あまり水を流すことが出来ず苦労した。小さなトイレではあったが作りも悪く、液漏れや詰まりに手をとられることも多かった。それに比べれば今のトイレは、実に気持ちよく掃除が出来る。

 朝の掃除に参加しない者が言う言い訳によくあるのが、朝はゆっくり家族との会話をしたい、早く出社することは家族がある中で難しいなどと聞くことが多い。これは実行して本当に障害が生じ、解決ができなかったのだろうか。家族全員が早く朝のスタートを切ることの生活の豊かさを味わったことがあるのだろうか。遅く来る人が本当に朝からゆっくりと家族との交わりができているのだろうか。朝早く起きて朝食を和やかに取っているのだろうか。早く来る者も色々な思いを抱きながら、理想を追っているのではないか。

 あくまでも掃除は自発に任せたい。それが会社の環境を高いレベルに保つ結果になるプレシードでありたい。環境管理も自発で出来なければ、もっとも自発で行うことが要求される開発型企業の看板は下ろさねばならない。

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