社長の部屋PRESIDENT ROOM

07.講義・講演録 - 教育機関向け

企業を取り巻く環境変化

2008.05.15

企業を取り巻く環境変化
?マネージメントを目指す学生諸君への地域経営現場からのメッセージ?

はじめに
 変化は渦中に居るときは見えないものである。気づいた時に「ユデガエル」という事にもなる。変化は外部から或いは時を超えたときによく見えることは多い。
 社会変化は突然ではなく連続的であり、変化をいつ捉えるかは企業や人の能力である。大変革の時代だと確信しているが、地震ほどに突然やってくるわけではない。偶然では無く対処能力で時代の勝者と敗者に分かれる。
 いつか穏やかな日々が訪れるだろうがそれまでに多くの時代の犠牲が出るような変革が続く。避けられないのならば変化を楽しむ生き方を考えてみたい。
 
?.会社概要

?.様々な変化の現状
*源は通信と物流、そして支えるコンピューターが引き起こした人類史上希に見る大変革
 コンピューター;40年前まだSFの中の存在だった。今、湯沸かしポットにさえ付いている)

変化事例
*変化は誰にも等しく訪れ、チャンスと共にリスクを携えながらやってくる。

 1.インフラ;物流と情報革命で世界が直結

 2.グローバル化
  グローバルスタンダード→失われていく「日本らしさ」;抵抗か従うか 

 3.IT化
  昔ながらの現実社会とバーチャル世界=二重世界。

 4.雇用の流動化
  転職は当たり前、企業も育てる意欲を喪失しつつある。自ら育つ社会人たれ。

 5.二極化、多極化
   A.変化を先取りする企業と人→チャンスとリスク
   B.変化に後追い対応できる企業と人→大きな負担で現状維持。
   C.変化に対応できない企業と人→存在が重荷として扱われる。

  Aのみが勝者という2極化。実際はBが多数派の日本
  企業も働く者も選び選ばれ二極に配される時代。
  優秀な社員の囲い込み奪い合いと雇用の流動化、選別。近い将来、大学卒業でも能力によって初任給が違う2極化世界がやってくる。

変化への対応   
1.政治と社会環境;常に後追いで変化に対応するが、早い変化対応は勝利をもたらす。

2.職場環境;コンピューターが人事、総務、経理から開発、工場、販売まであらゆる現場に浸透。変化は加速し終わりは無い変化が続いている。

世界から見た日本の特殊性
1.狩猟民族(大陸国家)VS農耕民族(村社会)
2.「平均社会」から「多極化、階層社会」へ
3.高齢化社会、単一人種言語社会

?.対策
 
 1.「グローバル化、世界は一つ」の大潮流の中で熊本企業の選択は?

  A.篭城  B.打って出る。

 2.如何に状況に立ち向かうか
  ?変化の中での自然界の掟?変化への適合か滅亡か
 
 3.中小企業経営現実の課題
  ?我社の現状課題?
  経営(者)・社員のレベルアップ 
  自主独立メーカーへの道
  自己責任ルールでの外部との強者連携

4.熊本地域産業が目指すべき課題は?
 ?市場主義経済の原点?
  熊本で何を提供することが市場(顧客)から求められるか。

?.社会へ出る前のアドバイス

 1.行動力;世界を歩ける人間へ、

 2.道具;英語、パソコン、メモ、新聞?

 3.マインド;失敗とハングリーに慣れる、ライバルは3Kとハングリーに耐える。

 4.習慣;早起き、挨拶、偏食なし

?.最後に

提案「責任力」を身につけよう
 *「責任力」;「責任感」という言葉と敢えて使い分けたいと思うのは、受け身の「責任感」ではなく、自ら求めて決意して責任を全うする姿勢をさす言葉として「責任力」を使いたい為。 
                            お わ り

 

以下番外編?余白利用して、徒然なるままに「リーダー達の感じる名言録」?
 ・動機善なりや 私心なかりしか 稲盛和夫
 ・正しかれ、恐れるな
 ・リーダーシップはいいものだが、それに伴う罰もある。最大の罰は孤独である。…中略、真実ばかりでなく、真実をどう思っているかを隠さねばならない場合が多い。事実は正反対でも、そう言ってはならないことを知らねばならない。?シャクルトン
 ・トップマネージメントは孤独である。?P・ドラッカー
 ・燕雀いずくんぞ鴻鵠の志を知らずや ?項羽
 ・天を怨まず人を咎めず、我が誠の足らざるを尋ぬべし ?西郷隆盛
 ・Be above the expectation! 椛島郁夫熊本県知事
 ・他人と過去は変えられないが、自分と未来は変えられる。??
 ・沈む夕日を追う事なかれ、出る月を待つべし ??

***終りに***
経営とは小さな船で未知の世界に船出する帆船に似ている。進路は行きたい方向に直線的には進めないし、どんなに完璧な体制でも無風で走れないこともある。クルーの力量や天候、船の規模によってもコースの判断も違う。やっとたどり着いた目的地は楽天地の事もあれば荒涼たる大地のこともある。
 目的地に着くこと(目的達成)が存在意義のすべてでは途中が空しい。途中に出会う様々な出来事、嵐もあれば無風もある大雨もあれば故障もある、病人も出るだろう。その全ても味わってみたいという覚悟があれば経営は実に充実した人生をもたらす。
リスクを避けたければ、大きな夢を捨てて日々人生を安全に過ごすのも一つの選択である。死ぬほどの危機と他では味わえない感動の連続が私にとって経営だった。どんな目にあっても創業を後悔したことはない。

2008年5月15日

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