社長の部屋CEO's ROOM

03.随想編

厳しさを楽しむ心のゆとりを

2009.10.05

 厳しい日々が続いている。経営者として多くのものを失ったとも思うが、冷静に振り返ると失ったと思うものは、殆どが金や物など経済的なものがほとんだ。勿論、一部に経営者として信用を失った面もあるが、逆に支援者や多くの友情を確認できる感動も多い日々だ。

 失った金やモノは金さえ稼げば取り戻せるものが多い。取り返しがつかないものを失わないようにさえすれば、この不況は実に自己修練の機会であり、今まで気づくことがなかった社会や自己内面の発見の連続でもあり、感動が多い豊かな時代でさえある。

厳しさから逃れたい早く終わりたいとばかり願う気持ちでいると、苦しみは倍増し逃れられない。自分を成長させる最大の自己啓発プログラムの中にいると思えば、この不況も興奮するゲームの味わいもある。私が借金している相手に話せば実に不埒な人間であろうが、この気持ちのゆとりは冷静な判断とチャンス遭遇の拡大を産むと思っている。実に人生や社会の本質が見えやすい時代でもある。本気で生きている者にとって学びや悟りの多い時代である。この好機を苦しさから逃れることばかり願って生きていると絶好の人生の妙味を味わくことなく見逃してしまう。

 厳しい時代に生きているのは間違いないし、世界的歴史観から言えば、日本が旨いものを先に食べてしまった今、今から旨いものを食べるために努力し始めた途上国に自分のごちそうを奪われるのは仕方がないことだ。この経済的豊かさの喪失感は日本中で当面続くだろう。しかし、それは相対的な喪失であり、失うことは解放されることでもある。穏やかで質素な生活への移行なら、その喪失途上であっても楽しめる心の豊かさは失わなくていい。本当に必要なものは意外と安価なもので容易に守れるものだ。衣、食、住、体を覆う服、活動エネルギーを安全に得られる食、風と寒さをしのぎ家族が暮らせる住というように比較基準さえ変えれば、欲を満たす“欲しいもの”は冷静に考えればそんなに必要なものではない。それを得られないことで気持ちの貧しさを味わうほどのものではない。本質を見つめ豊かな精神生活を守ろうと思う日々である。

 

 ?厳しい日々は感動の多い日々でもある

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