社長の部屋CEO's ROOM

03.随想編

忙しさの中で

2000.10.08

 現在、多くの仕事が動いていて大変な忙しさの中にいる為か、量に目を奪われてきめ細かさに配慮されることが忘れられている気がする。忙しいときこそ気配りが必要だ。さもないと忙しさの後に何も残らない。

 機械は目的を果たしさえすればいいという雰囲気が広がらないよう注意して欲しい。常にこれがベストかを考える余裕を心に持って欲しい.たとえどんなに忙しくてもだ。設計者は部品の選定に常に品質とコストの両面からの選定を考えて欲しい.目的を達成すればいいのではなく品質過剰で無駄な出費につながっていないか。加工は作りやすく安上がりな構造となっているか、組立に必要な配管穴や、場所は考慮されているか。

 現場を見て回ると加工や組立のことが全く配慮されていない部品と、高価でオーバースペックの購入品で構成されている装置を目にし、胸が痛くなる思いがすることも多い。そこに投入された無駄な時間と無駄なお金は全て君達の下に残るべき筈だったものだ。君の生活を豊かにするべき筈のものだったのだ。再発しないような行動を起こそうではないか.設計から営業に、購買から設計に、工場から設計や営業に今後への財産となる筈の要求をつたえよう。

 過去、我々は多くの失敗をしてきた。そして、今後も多くの失敗を繰り返していくだろう。我々は失敗には寛容でなくてはならない(ただし、自分以外の失敗に対して)。失敗により多くのものを学び、進歩してきた。失敗をせめるようなことを求めているのではない。むしろ失敗をしないようなことのみで日々を過ごすことを恐れよう。しかしながら。コストや作り易さに何の配慮もしない確信犯は見つけ出し教育しなければならない。外注設計だったら今後の関係を考え直さねばならない.誰の考えかを突き詰め、そこに至った説明をさせようではないか.間違いは再発しないように手を打とうではないか。何度もそしていつまでも同じような無駄を続けるわけにはいかない。特に、目的は達成しても間違いだと思われるものについて議論しよう。出荷して納品、検収で全て終わりにしてしまわないうちに。

 忙しいさなかに会社を離れるのは大きな不安もあるが、もう現場にいて陣頭指揮をする時代を終わりにしようと思っている。遠くにいて情報で管理し、現場は次ぎの人達の出番としたい。これが進まないといつまでも会社が次ぎのステージを迎えられない。ただ情報を伝える事だけは忘れないのが次ぎのリーダー達の条件だ。

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