社長の部屋CEO's ROOM

03.随想編

熊本城マラソンへの道 総括

2014.02.17

 約4か月に亘ってマラソンへの挑戦準備を行った。昨日その当日を迎えた。結果から報告しておくと中間地点の閉門に手前200mで終わってバス回収となった。時間に間に合っていたら最後まで行けたのかとの問いには恐らくノーだろう。17キロ過ぎから足の裏が強烈に痛み出し、途中靴ひもの調整や靴下を変えたりして見たがあまり効果なく歩くのがやっとだった。

 バスでゴール地点に戻り介護所で医師に診て貰い休憩し、やっと少しは歩ける程度となった。強い圧迫を繰り返して受けているから、酷ければ疲労骨折だが、両足だから骨折ではなかろうとのこと、帰ってマッサージを受けて言われたのは「足先で走っているのと靴底が薄いのでは」と。80キロ超の体重を支えるにはそれなりの分析と対策が必要だと感じた。ここに自分の大きな怠慢があった。冷静な自己分析と対策実行を怠った。

 89歳の老人が参加していたと聴いた。挑戦するには30代の人とは比べ物にならない努力と冷静な科学的分析が必要だと思う。根性だけでは成らないし、道具や知識だけでも成らない。冷静な準備があれば、無理そうなことも可能となると改めて思った。

さて、この4か月の準備期間に色々な体験をした。以下に終了直後の感想を書く。完走していないのが何とも残念ではあるのだが。

・ やればできるもんだ。子供の頃より最も不得意な長距離走。10kmもノンストップで走ったことなどなかったが、今では自信持って10kmは走れると言える。途中リタイアで偉そうに言えないが、4kmコースに挑戦していたら、今日はまだ10km走る自信はなかったに違いない。フルマラソンを目指したからこそ10kmは入り口としてクリアする。もし、100kmマラソンに挑戦という目標を掲げていたら昨日の42?は完走していたかもしれない。勿論、準備期間には会社業務を放り出すほどの努力をせねばならなかっただろうが。

・ 今までマラソンは苦しみとの闘いで最もストイックなスポーツに見えていた。しかし、挑戦してみると、苦痛以上にそれを乗り越える達成感には恍惚感さえある。走れば走るほど快感度が大きくなる。努力には我慢の先に達成感、充実感というような快感も付いてくる。

・ マラソンはよく人生レースに例えられる。苦しさとの戦い、自己との闘いが人生に似ているからだろうが、もっと似ているところを体感した。苦しいことは何時までも続かない、続けることは苦しさを低減し、習慣化したことはやがてやることに快感さえ感じるということ。苦しそうに見える努力の姿は決して見ているほど苦しいだけのものではない。

・いつからか「楽、苦、耐 躍」と唱えながらリズムを取ったりして走ったりもしたが、正に楽しく、苦しく、耐えれば次へ躍動し、楽しくなりまた苦しくもなる、の繰り返し。実に奥が深いスポーツの入り口を覗いて4か月を終えた。

 総括として、今後この経験を継続するかどうか決めかねている。マラソンへの挑戦を続けるかということは他の何かが出来ない又は削るということでもあるのだが、実にいい体験をさせてくれたことに感謝している。一生を走る楽しさなど感じないで終わるところだった。
 遣れば出来るもんだ。昨日20kmしか走れなかった者が大きなこと言う気はないが、目標を立て追いかければ出来そうにないものが可能となる。今回の私は科学的な分析と根性もなく、練習不足で達成したとはとても言い難いが、何も失うものはないので敗北感より充実感を大切にしたい。
 プロスキーヤーの三浦雄一郎氏が70歳過ぎてのエベレストへの挑戦を企てたとき無謀さと周りへの迷惑を感じたが、達成した姿は高齢者だからこそ多くの人に感動を与えた。30歳の登山家だったら勿論あれほどのサポーターは必要ないだろうが、支えられての成功というより科学的計算と予測による登山だった。挑戦は無謀であってはならない、目指すゴールを明確にすればその責め方はあるものだ。久住山には久住山の登り方があるし、富士山に富士山の挑戦の仕方がある。エベレストに登るのに久住山の準備と努力で挑戦すれば大きな失敗となるのは見えている。
 日頃、様々な達成目標を掲げるが、準備と心がけでそれを達成するのは嬉しいものだ。富士山に登るにはエベレストに登る位の覚悟と準備でやれば誰にでも登れるだろう。
 さて今日からはエベレストでも目指すか(笑)

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