社長の部屋CEO's ROOM

弊社Youtubeより本日は「ラストメッセージ」をお送りいたします。是非ご照覧ください。

～「プレシード文化を力を合わせて創り守り未来へ」～

　2021年元旦に動画メッセージを始めてほぼ毎週、0～20分の動画メッセージ発信してきました。評論家でも政治家でもない私の稚拙なメッセージがどのくらい効果があったのか、又は時間を奪った程度に過ぎないのかはいつか誰かが評価してくれるように動画は残っています。 さてこの週間動画も今回を最期にしたいと思います。少し長くしゃべるかもしれません。4年で150回を超える動画が残っています。一人でノーカット自撮り撮影動画、時には取り直しで準備まで含めると毎週多くの時間を投入しました。

構想時間まで入れると毎週数時間ここに投入してきましたが、私の残り人生の中でこれ以上ここに時間を消費することにむなしさも感じ始めました。人生は有限だとひしひしと感じる歳なので(笑)　また200回近くしゃべると今日喋りたいことは過去の何処かに眠った動画があるのではとも思います。

だからアーカイブスとして残します。それほど毎年進化するような人間でもないし新技術を語ってきたわけでもないので、何か伝えたい時はどれかを選んで伝えるのもいいかと考えます。

プレシード35年の歴史は正に会社経営や社長とは全く縁のないエンジニアの技術を楽しめて世の役に立つ事業を起こしたいという野望から始まりました。 　これは一個人の単なる野望だったかもしれません。ついていくという気持ちの社員諸君にとって随分振り回された歴史だったかもしません。私は創業時より雇用者という意識はずっとありません、今も。仲間とかチームとかいう言葉で伝えてきました。多くの人には迷惑だったのかもしれませんが、開発型、提案型を一貫して目指してきてお客様ともパートナー、仲間のつもりで遣ってきました。

個人的には一介のエンジニアでは絶対味わえない波乱の企業経営も経験しましたし、多くの人や技術との出会いもあったことには感謝しかありません。 ただ、35年間プレシードはどのようなゴールへ近づいて行ったのか…。ずっと語り続けてきたつもりですが、「社会に新たな価値を創造する」という社是の宣言は生きているのか…。自信ありません。 皆で汗を流して豊かになりましょう。堕ちてい行く日本の中でも必死に成長し続ける一部の会社の仲間になりましょう。

そして、誇りをもって「プレシードは相手を倒し勝ち残るボクシングではなく、マラソン競争のように記録伸ばし競争を続ける会社です。」とプレシードで働く人たちが言える会社になってほしいものです。

一休禅師は死ぬ前に弟子たち「困ったときに開けるように」と遺言を箱に入れて残したそうです。こまってどうしようもない状況になった時弟子たちはその遺言を開きました。そこには「なんとかなる」とあったそうです。それで奮起して何とかしたそうです。 私の箱には、皆さんであとは「何とかしてください」と書き残すかもしれません(笑)