社長の部屋PRESIDENT ROOM

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熟練に学ぼう

2007.09.01

 今日からまた新しい人を会社に迎える。Tという60代の人である。4月までくまもとテクノ産業財団の嘱託として東京に勤務し、熊本県内の中小企業の為に働いていた人である。
 私が知り合ったのは創業の頃、機械技術系ベンチャー企業の大先輩として熊本で活躍の頃である。経営者として技術者としてまだまだ学ぶもの多い人を我が社に迎え入れようと急遽実現した人事である。
 T氏が働くのは給与や生活のためではない。事実、かなり安い給与で働いてもらう事になっている。我々が氏に求めたいのは知恵であって労力ではない。長い年月で手に入れた技術ノウハウ、組織運営ノウハウをプレシードに植え付けたい、若い世代に伝えて貰いたいからだ。技術者生活40年の中では成功と共に遙かに多い数の失敗経験があるはずだ。私は失敗経験から得た教訓こそ宝だと思っている。それには受け入れる側にも心の受け入れ場所を作ることが必要だ。
 氏を含め我が社には60代の人生の先輩諸氏7名がプレシードで働くことになる。過去何度も伝えてきたように求めるのは技術経験、管理経験、人生経験から来る見識だ。彼等に汗や体力を求めてはならない。確かにどの60代もすこぶる元気が良い、今の20代が恐らく50代に近づく頃にはこの元気さを失うのではないかとさえ思う。しかし、体力は悲しいかな次第に衰える。学んで貰いたい事は仕事に懸ける責任、誇り、情熱、判断だ。幾多の困難を乗り越えてきて今ここに存在している力を学んで貰いたい、行動が語るメッセージを読み取って貰いたい。先輩諸氏が40代で学んだことを20代や30代で学び身につけることが出来れば若い諸君の人生はもっと豊かになる。目の前にそれを身につけるチャンスを呉れる人生の先輩が7名もいるのだ。教えを請うて身につけないのはもったいないと私は思う。

*若い頃暫く仕事をすると一人前になった錯覚することがある。(私にも働き始めて暫くすると高慢な時期が訪れたように思う。)私の場合33歳で会社勤めを止めるとき、もう一度自分が未熟で何も知らない気持ちで生きてみようと思って出発した。色々な人に教えを請い、全くのド素人が曲がりなりにも会社を運営して生きてきた。学ぼうと思う心と姿勢には成長のチャンスが訪れるし、未熟の不安を持たない心にチャンスは訪れないというのが私の人生教訓だ。いつも目の前にチャンスがある。

2007年9月1日

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