社長の部屋PRESIDENT ROOM

随想編

金持ち、時間持ち、健康持ち

2017.01.29

 先日、新年会の場所としていた温泉センターに着いた時、駐車場には車が一杯並んでいた。ふとその時、こういう憩いの時間を持てる人たちは多いのだなあと、ふと羨ましく思った。その時の同乗者に「お金持ちとは言うけれど、お時間持ちとは言わないよなあ。けれどホントに豊かなのは時間持ちの方だと思うなあ。」とふと口に出た。
 「お時間持ちはちょっと嫌味にも聞こえるかもしれませんね」とは同乗者の弁。そう、羨ましさに少々の嫌味を込めて「お時間持ち」という言葉を「お金持ち」に対比させて使おうと思った。お時間持ちのお金無しには国の支援があっても、お金持ちの時間なしには何の支援もないのだから、時間持ちには優位性があると思うのだが…。
 ずっと言い続けていることがある「お金は一瞬にして取り戻すことも出来るが、消費してしまった時間だけは絶対に取り戻せない。だから最も価値あるモノは時間だ」と。指揮が悪いと何の進歩もない仕事にさんざん引き摺り回され時間もお金も失うが、その時先ず言いたいのは「失った人生の時間を返してくれ」、だ。
 改めてお金以上に価値あることが時間であると最近認識する日々の中で、退職して軽い責任と少ない時間を社会に提供しながら自由に生きている同世代の仲間が羨ましく感じることがよくある。
 「そうだ、妬みと嫌味を少し込めて『お時間持ち』を流行らせよう。」そして私もお時間持ちを目指したい。
ギャグではない、「お時間持ち」最も贅沢の究極を捉えているのに多くの人が気づいていない。早く気付いた人たちは人生の時間を有効に使っているし、多くの人は残念ながら死の床で気づく。
 浄土真宗の葬儀で必ず出てくる蓮如上人の白骨の御文に曰く「誰か百年の形体を保つべきや…」なのに減っていく時間に気づかず私も怠惰な時間を生きている。せめて自由な時間をお金で買い戻せれば、その為にお金も貯める価値がさらに大きいのだが…。
「労働とは時間を払って金と交換することだ。」と若い頃勝手にうそぶいていた時代もあった。最近は意外と的を射た言葉だったようにも思う。時間で金は買えても、金で時間を買えないのであれば時間の方が価値が大きいことになる。ならば金で時間が買える妙案ないか…、特急料金払って電車に乗るというのはさみしいがその事例かもしれない。
 先日も病院で待っていて次の予定時間が迫って、諦めてキャンセルした時にもふと思った。何度もこういうことは在るから、他の人もきっとある事だろう。割り込み料金を払って時間短縮し、今日の次の予定などない人にそれを払う仕組みが出来ないか。これを考え出せればビジネスになるかもしれない。驕りではなく迷惑でもない、等しい価値の交換として考えることが出来ればと思う。探す時間、並んで待つ時間、移動する時間…、何とかこれを減らしたり或は活かす術ないか。

 余談だが、時間とお金があればある程度手に入れ易いのが健康かもしれない。沢山寝る時間や休憩の時間をもって、予防医療と早期治療に金を掛ければ多く持てそうなのが健康だ。健康持ちは人生最大の財産かもしれない。金も時間もあっても健康を失えば価値が色あせる。何かだけあるとして最も価値あるものを考えれば健康かもしれない。金だけ、時間だけでは人生何も開けないが、健康だけで人生はバラ色にもなれるかもしれない。

2017年1月29日

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