社長の部屋CEO's ROOM

03.随想編

生は奇なり 死は帰なり

2015.03.09

 私の頭の中に常にある言葉だし今までも機会ある度に皆の前でも使ってきた。創業間もなく出会った言葉であり、上杉謙信の言葉かと思っていたが今となっては分からない(知っている人あれば教えてもらいたい)。
 生きていること、会社だったら存続していることは決して当たり前ではなく、寧ろ死ぬこと無くなることが元の状態へ戻ることだし、それが当たり前のことだという。重病になって死を間近にして初めて健康の大切さに気づく人も多いのだろう。それが当たり前のことに戻ることと言われても納得はできないだろうが…。
大切なことだが当たり前のことが、如何に強い意志をもって守らねばないことかを改めて考えて見てもらいたい。偶然成り立っている健康、偶然成り立っている利益では失ってしまうのが当たり前なのだ。

 必要なものは強い意志をもって実行し守らねばならないことなのだ。痛みや苦痛を伴ってでも守らねばならないことが誰にでも幾つかあることは考えて見ていいことだ。
 家族、健康、信頼、…等々人それぞれあるだろう。私にはプレシードはかなり優先度高い守り通すべきものだ。その為には自分の痛みや、他人の痛みも時として無視することもあるかもしれない。

 日本人は「水と安全はタダ」と思っているとよく言われる。必要なものだからあるのが当たり前という甘い考えを指摘された言葉だ。
 地下水が汚染されたら生活用水確保に莫大な金が必要だし、社内でも盗難や犯罪や事故が起きてからでは存亡にも関わることもあるのならば強い意志で守らねばならない。失くしてから、起きてから事の重大さに気づくのでは手遅れとなるこは意志をもって事前対策せねばならない。

 ビジネスはもっと厳しいものだ。偶然では絶対に利益は出ないし存続はできない、諸君の給与も支払われるためには、組織運営に対して守り抜く強い意志が必要なのだ。計画されたことを守り通すことが組織の最大の掟なのだ。

 その為に計画未達に対して励ましがいいのか処罰がいいのか…、私は今までほとんど責任を問い処罰するより叱責と励ましでことを済ましてきた。しかし、プロジェクト運営で赤字を出すということは会社を病気へ導くことでもあり、投薬で間に合わなければ痛み伴う手術を選択せねばならない。手術をためらうことは病をさらに酷くすることにもなるから。

 年初より私を含め取締役を昨年の目標未達成で減俸処分した。この手法を末端まで浸透させるのは本意ではないのは理解願いたいが、経営が計画実行責任を問うという宣言であることも理解願いたい。成功を賞賛し合う組織でありたいものだ。

2015年3月9日

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