社長の部屋CEO's ROOM

03.随想編

同景異見

2021.08.23

 同床異夢という言葉があるのは知っているだろうが、「同景異見」は私がそれに似せて作った造語だ。時々、同じ景色を見ていて人は全く違った物を見ていると感じることが増えてきた。ずっと以前から机上にある同じものを見ても見る位置が違えば見えている画が違うように、あらゆるものは見る人が違うなら見え方が違うということを念頭に置いて人は交流せねばならないと言ってきた。同じものを見ている筈と思うことが誤解の原点だ。実は目で見ていると思って錯覚しているが、本当は心に映ったものを見ている。

 例えば一枚の車の写真をいま見たとしよう。車を買いたい人は幾らだろうと思うし、ある人はこの車の出力は何馬力だろう、ある人は何処のメーカーのタイヤを装着しているだろう、ある人はどうしてこの色を選んであるのか、ある人はこのカーブに金型技術の進化を見て取るし、ある人はこの写真の背景は何処だろう…、色々な見方があるのは想像できるが、通常は自分と同じ見方していると思っていないだろうか。

 

 一枚の写真でさえ違った物を見ているなら、日々の生活で街を歩いたり、会社を訪問したりした時、人は違うものを見ていると想像すると、そのひとから自分が持っていない見方を手に入れることは人生を拡大することに繋がると思わないだろうか。それを常に人から聴きとる努力も重要だが、他人の見方、視点を手に入れることはさらに重要だ。これが俗にいう視野拡大かもしれない。

 ではどうすれば視野拡大が出来るのだろうか…、永遠の課題ではあるが先ずは本を読み、人の話を聴くことだろう。簡単だが難しい。見識は器が無ければ容易に心に受け入れることが難しい。だから先ずは知識で良い、無批判に本を読み、無批判に人の話を聴くことだ。多くの知識や人の見識と出会っているうちに心にその置き場所が出来始める。そうすれば見識を求める乾きが出てくると、見識が心の中に座り始める。器が出来た状態ともいえる。

 

 求める心が出来ると、学びと進化が始まる。学びと進化がない日々は不幸だ、人生浪費の日々だ。若い頃にそれを体験した私だから言えるつもりだが、それさえ信じられない人も多いだろう。

 ただ、周りに自分の見識や判断を求める人がどのくらいいるか見回してみてはどうだろうか。貴方の意見を求める人が多いか少ないか、その数が自分の見識の深さと価値を語っていると客観的に思ってみたらどうだろう。私には自分の子供も近所の人も、総理大臣も県知事も相談には来ないのだから、その見識の浅さを先ずは自ら知るべしだ(笑)

 

2017.2.16記す

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