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経営論

自己投資

2021.07.12

 私はよく「自己投資」という言葉を使うかもしれない。私の体験からではあるが、人の成長にはそれなりの負担が必要だったし、負担があったからこそ血となり肉となり成長になったと、人を見ていても我が身を振り返っても実感する。

 自己投資とは多くは時間であったりお金であることが多いが、ときには自分の好きな事を断って集中するということもあった。どれも自分にとって大切なものだし出来れば手放したくないものだ。私がそれを捧げる以上は何としてもモノにしなければ、という決意に繋がる。

 

 学生時代は学校で学習に多くの時間を割いているのに身に付くものが少ないのは自己投資をしている思いが少ないからではなかろうか。自分のお金を貯めて大学に行く多くのアメリカ人学生と、親のお金で学費を払ってもらう日本人では授業に対する執着心も違うだろう。「ここで学びそれを身につけなければ投資した甲斐がない。」との思いがアメリカの学生のほうが強く、身に付き成長する事も多いと思う。

 会社でも私は勤務時間中に研修を行うこともあるが本音は最低限にしたいと思っている。何故なら、仕事となってしまうと身に付くのが少ないと思うからだ。悪くすれば学ぶことが業務や作業と誤解してしまう。もし、社外に自分のお金を払って学ぶ研修であれば、聞き逃すまい何かを学び身につけようと思うし、研修の内容にも不足感や不満も持つ。仕事中の研修であれば、内容への不満などほとんど感じないことだと思う。

 学ぶ側はお金を支払い、講師は其れを貰う以上は双方が真剣になる。学校であっても生徒が自分の小遣いで授業料を払えば双方真剣になるか、投資できない内容だと授業に生徒が来ないかということになるだろう。それが学ぶ原点、日本の江戸時代の寺子屋であり、松下村塾や適塾、佐久間象山塾であった。そこでは多くの幕末を動かした人たちが学び成長した。

 

 私も時々「鶏口会」という勉強会を業後の17時半から開いてきた。参加者には200円徴収し、時々私以外の講義して貰う人があれば500円払った。どちらもお金が目的ではなく覚悟が目的だった。受講者は自分でお金を払う、そして社内講師には500円でもお金を貰うというプレッシャーがある。これが娯楽ではない真剣さに繋がればと思ってのことだった。

 今後、「鶏口会」をまた再開するかもしれないが、会社の研修にも自己投資を求めたい。決してお金を払えということでなく、参加するために時間を投資し、自分で復習や予習するなどが求める自己投資だ。

 だから就業時間中の研修は最低限の技術研修や就業規則、マナーエチケットなど会社にとって必須事項だけにしたいと思っている。人は自らを成長させる為には、貴重な金や時間を投資するべきだというのは私の信念だ。通信教育、アフターファイブ夜学、宿泊有料研修など色々と研修を体験した。周りも真剣な集団であってこそ自分も成長し人脈も出来た気がする。私も幾つもセミナーや夜間学習に通った経験がある。街の中心部で7時から開始への授業に掛け込んで、英会話、韓国語、初級簿記、自己啓発セミナー…、身に付いたとは言わないが大いに啓発された。成長のきっかけになっている気がする。

 

 自分に貴重なものを投資するときに初めて真剣な学びの姿勢になる気がするのだが…。

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