社長の部屋CEO's ROOM

03.随想編

「誠」について

2014.09.15

 私は誠という言葉が好きだ。「誠」といえば新撰組の旗印だしその礼賛者と思われかねないので日常はあまり使わないが、時々「あの人には誠を感じる」とか「あの男には誠がない。思いを同じくする器でない」とかいうことがある。 あまり多くはいないが私は誠を感じた人をその後はその人の目先の言動で判断しない、ただ信用する。人の行動は時として奇妙に見えることがあるが、何時もいちいち理由を問いただす訳にはいかない。その時、相手によっては疑いを増すし、またある人に対しては何か理由がある筈と最初から信用する見方で始まることは誰にもあるだろう。

 

 家族であれば後者だし、嫌いな人間であれば前者だろう。人間生活の中で全ての人に対して等しく接するというのは至難の業だし、友を作れないことにもなる。太宰治の「走れメロス」が謳うように友情とは相手を疑わないことから始まるのかもしれない。真の友人とは誠を感じる人なのかもしれない。こういう人は困っても頼みごとを持ってこない。だから困ったような様子が見えたら此方から支援に行動する。あうんの呼吸でお互いを支えあうような関係は人生の掛け替えのない財産だ。

 

 損得の外でつき合える人との交流は楽しいものだ。ただ、友情や愛情は時としては排他的であり、特定の人間以外には決して寛容ではない。私が言う誠の人というのは友情や愛情を超えたさらに高い位置で社会的に善であり、不正や卑怯な振る舞いを受け入れず、是は是、非は非とするような人だ。人生60年生きて来た中でそういう人に何人も出逢ってきたし、私の財産だ。仕事で出会うと仕事に感謝したくさえなる。人との出会いは人生の最大の重要事項だし、誠の人との出会いは人生最大の感動であり財産でもある。それが社内など近くに居れば共に仕事することが生き甲斐ともなる。

 

 日頃ただ仕事をしてその成果を求めているだけでなく、本当に求めているのはそういう人との出会いと交流ではなかろうか。むしろそのような出会いと感動を求めて仕事をしているのかもしれない。

※2014年9月15日社長トップメッセージより

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