社長の部屋CEO's ROOM

03.随想編

常識を疑う

2015.08.10

 常識とは初めから人と同じものではなく確認しながら作っていくもの。朝からの身なりも所持品も人によって常識が違うだろうし、顧客への対応や製品に対する考えの違うだろうが、組織の常識はゼロから育てねばならない。

 組織の常識レベルが低いと生産性も社会の評価も低い会社となり、結果的には出来の悪い社員が出来の悪い製品を出荷する会社となり、利益が得られなくて存在できない会社となってしまう。
 今、世界で日本の常識が評価され始めている。世界の品質は日本が創ってきたともいえる。それをアジア諸国が追いかけ追いついてきた。最近はおもてなしの世界で日本へ憧れ観光客が増え、日本食のこだわりや接客のマナーで世界の注目
が強い。
 最近韓国で,日韓でビジネス展開するロッテが後継者でもめているのが話題になっているという。このロッテは日本で創業した在日韓国人重光氏が日本型の食品の品質管理、ホテルのおもてなしを韓国国内へ展開したことで巨大な財閥に成長した。

 この日本常識型成長モデルが世界中に広まって世界の食品やサービスの品質が向上すれば日本人として誇らしい思いだ。
 一方、日本国内ではさり気なく当たり前であった顧客サービスや品質へのこだわりが崩れ始めてる部分を感じるようになった。常識の崩壊が始まっているのではと危惧する。高い品質やサービスを運営するのに厳しい規則や罰則を適用するのではなく私は文化、常識で運営することを願う。

 規則通りに運営されるファーストフードの接客より、古い料理屋さんで当たり前のように気配りしてお茶おしぼりや皿をさりげなく交換してくれる接客が私には心地いい。何故か…、それはその人の職業人としての誇りと気配りから発しているからである。しかし一方でマニュアルに書いてない常識は崩れ去りやすいのも事実だ。誇りをもってそれを育てる働く人たちがいなければマニュアルだらけの組織となってしまう。

 最初は常識も何もないところから始まる組織だが、長い歴史の中でそれが成長し、顧客や製品へプラス効果を積み上げる常識が育っていけば企業は成長し働く人たちも豊かになる。逆に高い常識が育たないと組織は消滅していく。昨日までの常識は常に変わっていく運命にある。自分が20代の時の常識と30代の常識は違う。時代が変わるから以上に人が成長していくから。

今日の常識は明日変わるという前提で日々成長したいものだ。

2015年8月10日

株式会社プレシード
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